子ども4人不登校からの学び

「不登校のお話会」開催報告。(2022,10/5)〜今まさに苦しい人に対して、先に経験した人ができること〜

四人の子どもたちが全員学校に行かなくなったという経験をした私たち夫婦が、同じような境遇の人たちに何か少しでもできないかとの思いから、
zoomを使い「不登校のお話会」を農繁期を除き不定期で開催しています。

水曜の21:00〜からが多いです(^^)

昨夜は時間になっても一人も参加者が現れず、
「こんなこと初めてだね!じゃあたまには二人で不登校についてまじめに語るかw」
なんて笑っていたら一人、、二人、、と参加者が現れ、最終的に私たち夫婦を含め8人でのお話会となりました。

このお話会は2020年の11月にスタートして昨夜で17回開催しています。(数えてみたよ!w)
農繁期は完全ストップしてしまいますが、農閑期には2〜3週間に一回くらい開催してると思います。

はじめはお知り合いが多かったこのお話会も、最近は全く知らない方が来てくださったり、お知り合いがお知り合いを連れてきてくださったりで新たな繋がりもできたりと、細々とではありますが、続けてきてよかったなぁと思っています。

昨夜は、子どもが不登校になると母親は自分のこと責めてしまうよね、、という話題がありました。
最初から不登校を丸ごと受け入れられる人ってほとんどいなくて、やっぱり学校は行くものだから行かせようと必死だし、それが無理とわかると「私の何がいけなかったんだろう」という思考になりがちです。

不登校は決して不幸なわけでも大人になれないわけでもない。
子どもが成長し学んでいくことは学校以外でもできるし、家でずっと過ごしていたって人生が終わるような悲劇が待っているわけではない、、、。

そんなところに辿り着けると親もずいぶんと気持ちにゆとりができ、そうすると子どもも安心して本来の姿に戻っていく。

ただ、そこにたどり着くにはどうしても苦しい時期があります。
自分の中の戦いだと私は思いますが、世間の目やら、親としてどうなん?ていうところとか、
子どもと信頼関係を築くことやら、学校とのやりとりとかとかとか本当にいろいろと(><)

それで、自分も子どもも傷つきながら辛い思い、苦しい思いもたくさんしたからこそ
今度は自分より後に同じことで悩んでる人に会うと、ついあれやこれやと伝授したくなるのです。

自分がやらかしてしまったからこそ、その人には同じ過ちを繰り返して欲しくなくて、、、。

気持ちは本当によくわかるし、私も相談を受けてお話して「余計なこと言い過ぎちゃったかな〜(T-T)」なんて後悔することもあるので(・_・;

でも、やっぱり今困ってる人、悩んでる人というのは、なかなか人からのアドバイス的な言葉は届かなかったりします。返って責められてるような受け取り方してしまったりもするし。

なので、もし何かできることがあるとすればその人の思いをただただ聞くこと。
特に不登校という話題は残念ながらまだまだ気軽に口にできない世の中。
その話題を安心して話せるだけで、めちゃめちゃ安心するのです。

だから大体の場合は余計なあれこれはいらなくて、
「心配だよね、、、。」「そんなことがあったんだね、、、。」
「しんどいね、、、。」「よくやってると思うよ?、、、。」

みたいな感じで聞かせてもらって、その上で、
「あなたはこういうときはどんなふうに対応してた?」なんていうふうにアドバイスを求められたら自分の経験を話すのがいいかもしれません。

段階的なこともあるし、性格もあるし、一概にそうとは言い切れないけれど、
どうしても苦しい時期というのがあって、
経験した人は「なんでもっとこういうふうにしないのかな。」なんて思っちゃうけど、

でも今苦しい真っ只中な人もきっと大丈夫。
私と同じようにいっぱい悩んでいっぱい泣いて、もうわけわからなくなって嫌になるかもしれないけど、
きっと大丈夫。

そこを信じて話を聞くだけで全然違うと思うのです。

今回は不登校先輩ママから不登校新米ママに対しての接し方、、みたいな感じになりました(^_^)

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。