子ども4人不登校からの学び

不登校でも卒業。長女、中学校を卒業する。

昨日は長女の中学校の卒業式だった。

とはいえ、朝から全く変わらない通常運転のわが家。

卒業式をはじめ、卒業アルバムに載せる個人写真も拒否。文集も拒否。私から見た長女は気持ちいいほど中学校にこれっぽっちも未練はないようだった。

私も、昨年次女が小学校を卒業した時のことが遠い昔に思えるほど、自分の気持ちにざわつきもなく、さみしさもなく他人事のように感じていた。

昨年の様子はこちら→不登校でも卒業。次女、小学校を卒業する。 – 週刊ユキコさん

ただ、朝目覚めたときに『今日、卒業か〜』なんてことをボンヤリ思うと、おめでとうなのか何なのかはよくわからないけど、『これで晴れて義務教育期間を脱出か〜〜』という気持ちがじんわり込み上げて来るのを感じた。

その後普段通りに朝食やら洗濯やらを済ませた後は夫の助手として確定申告の追い込みを共に。   長女も呼んで計算機をはじいてもらった。

ふと『卒業式って何するのかな〜。』とポツリと呟く長女のことばにハッとした。

そうだよね、今みんなは体育館で卒業式やってるんだもんね。

少しは気になるよね。

そんな言葉を聞いたら私まで、長女の同級生やらその母親たちの顔がよぎってなんとなく、なんとなくな感じに(笑)

夕方、玄関先で担任の先生から卒業証書を受け取った長女、見守る私と夫も晴れやかな気分だった。

1年生と2年生に担任してくれた先生からのメッセージを預かって来てくれたが、

『4月、新しい環境、自分を変えるチャンスです。新しい気持ちで新しい自分で頑張ってください。』との言葉にやっぱりガッカリするよね。

でもすごくいい先生だったから、知らないだけなんだ。

学校に行くことが子どものためにいいことだって本気で思ってる。

この先生なりに精一杯娘を応援してくれてるんだ。

本当に子どもが主役の、子どものための学校が増えるといいな。

あっちの学校、こっちの学校、いっぱい選択肢があるのがいいな。

年齢もグチャグチャ、障害とかもグチャグチャ、お家の人と行ってもいいし、そもそも行っても行かなくてもいいし、好きな時間だけ、好きな日だけでもいい。

歩いて行ったり自転車で行ったりバスで行ってみたり。

同じ漢字を学校でも家でも何度も書くとか、

そういうのはやりたい子だけで、

それより、あの子と話したり遊んだりしたいから手話や点字を早く覚えたい!って目をキラキラさせて勉強する方がいいな。

それが当たり前になる世の中、来るかな〜〜。

少しずつでも変わっていったらいいな〜〜。

『学校に行くのが当たり前』の世の中から不登校は消えない。

不登校という言葉がもたらすものに振り回される親子がいなくなる世の中が来るように、本当に小さくても自分にできることをしていきたい。

発信していこう。

長女よ、不登校になってくれてありがとう。

母はこちらに来れて今心から嬉しい。

苦しい時期もあったでしょう。

この経験はあなたの財産だから、胸を張って進んでいこうね!

卒業おめでとう。

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。