(この記事は、2020年11月に書いたものを少し手直しして改めて投稿しています。)
今日は知人の通夜式に参列した。
亡くなったのは義父母の古い友人夫妻の奥様だ。
私自身は近年顔をあわせることは全くなくなっていたのだけど、若かりし頃誰一人として知る人のいない場所へ嫁に来た身としては会うたびに気さくに声をかけてくれた人のことは忘れないものだ。
とても手先の器用な人で、娘たちが小さい頃は手作りの可愛らしいリュックを作ってきてくれたりお店ではなかなかみないような愛らしい柄の服を作ってプレゼントしてくれたりした。
でも、そのことも実は今日本当に何年かぶりに思い出したのだ。
急なお別れでご家族もさぞかし胸を痛めていることだろう。
通夜式へは夫と義母と参列したため、行き帰りの車中は故人の思い出を語った。
たまたま一昨日「お母さんが死んだら棺桶に何入れてくれる?」なんていう質問をしたばかりだ。なんだか死ぬことについて考えてしまう。
でも以前ほど死を怖れていない気もする。(いま余命宣告でもされたら完全に大パニックだとは思うけど( ; ; )
夫さん、いま私が死んだら斎場ではスマホのミュージックに入ってるプレイリストの「槇原さん」をエンドレスで流してね。
もしオススメの曲があったら追加してもいいよ。
いや、やっぱり余計なことはしないでください。
2023年12月の現在はBTSのプレイリストもあるので、うまく活用してください。
あと、私の可愛い写真をいっぱい飾ってね。スマホのアルバムにたくさんあるでしょ。
子どもたちとの写真や、農園・学園を取り巻くみんなとの写真も。
覚えててくれてるかもだけど、花はマトリカリヤが好き。
結婚式のブーケにも入れてもらったんだ。それだけでいいから、いっぱい飾ってね。そんなにお高くつかないと思うから。
あ、もし調達できたら私好みの紫陽花のドライフラワーも少し、、、。
あと、さみしがり屋のかまちょだから、
参列してくれたみんなで寄せ書きとか書いて棺桶に入れてくれたらめっちゃ嬉しいな( ̧⸝⸝⍢⸝⸝)ི
ユキコさんの素晴らしいところや大好きなところを言わないと帰れないよ!
あと、お焼香終わってもさっさと帰らないでコーヒーの一杯も飲んでってよ。
そんで私の好きなものや信念を当てっことかして盛り上がってね。
黒い服なんて着てこなくていいよ。いつもの格好で来てね。
私は本当にめんどくさいのだ。
でも死んでもそれを発揮したい。
だってみんなに愛されていたいんだよ。
私に会えて嬉しかったよって、いてくれて良かったよって、そのままでいいよって、、、いつだってそういうのを感じてたいんだ、、、。
だからみんなで「ユキコさん、ほんといつもめんどくさかったよねー」って笑ってね。
そしたらたぶん大満足でお空に還って行けると思う^^
でもこのお葬式の風景って、「今の私」で想像しちゃってるな。
参列してくれてる近しい友人たちも、「今の友人たち」だ。
もしも私があと30年くらい生きるとして、
棺桶の中の私はしわくちゃ婆さんだし、
参列してくれる友人たちも足腰弱ったヨボヨボの爺さん婆さんだらけなわけだ。
そんな爺さん婆さんたちが、息子だったり、息子の嫁だったり、孫だったりに手を引かれて参列してくれるのも悪くない。
仕方なく付き添いで来てくれたその人たちは内心「なんだこのめんどくさいお葬式は!てかユキコさんて誰だよ!?早く帰りてー!」とか思ってる笑笑
最後までみんなの感情を揺さぶる私でいたい(♡ˊ艸ˋ)♬*
ちなみに私はお別れが本当に本当に苦手。
みんな私より1日でいいから長く生きて私を見送ってください。
クイズもいろいろ出ると思うから、
その日のために今から積極的に私に関するリサーチしといてね♡
あ、そうそうマトリカリヤは何種類かあるみたいだから夫さん間違えないでね。これだよ↓
冗談はともかく
棺桶で眠る私が、自分の人生に大満足してニコニコしてるように、
そして「ユキコさんのためなら仕方ない最後のお別れに行くか!」って思ってもらえるような自分であるように、
めんどくさい自分を愛して、
ときには心底自分が嫌になるような時も何度も通り過ぎながら、
関わってくれるすべての人やことやモノに感謝して生きていきます。