2015年に4人の子どものうちの一人が学校に行かなくなり、2人目、3人目、、最終的に4人全員が行かなくなる過程で私はそれまでの子どもとの関わりを見直し、新たな関係を築きたいと強く思いました。
何よりも、本当の意味で子どもたちの味方でいたいと思うようになりました。
それまでは、子どもの味方でいるようで実は「親としてこうあるべき」「世の中はそういうものだから」といったいわゆる外側の事情に合わせていたからです。
もちろん子どもたちのことを思うがゆえだったわけですが、子どもたちの気持ちは置き去りだったことに気づきました。
まだわからないだろうからと、私がいいように事を進めてしまうことや、言いくるめるようなこともあっただろうし、
うまくいかないときは威圧的な声や態度を使っただろうし、先回りして何かしてあげるようなこともあったと思います。
不登校についての本や記事、お子さんが不登校を経験した親御さんのお話、
そして子どもとの関わりを学ぶ場などが、そんな私の子育てがちょっと違ったかもしれないと気づかせてくれました。
まず大きな衝撃は、「親は子どもに干渉しすぎている」ということ。
着る物を世話したり、子どものことはなんでも知っていないと気が済まなくて様々なことを細かく聞いたりするのはわかりやすい干渉だけれど、
帰宅した子どもに「手洗いうがいしてね。」と声をかけることや、
ご飯中、空になったご飯茶碗を見て「おかわりは?」と聞くことも干渉なのです。
子どもは大切なことは言われなくてもやります。
言われてもやらないことはその子にとっては大切ではないのかもしれません。
またはできなくて困っていることなら、困っていることを安心して伝えられる関係性がまず欲しいですよね(^^)
お茶碗が空になって、もう少し食べたいのか、このくらいにしておくのか、自分で感じる時間をあげましょう。
(日々忙しくて、さっさと終わってさっさと片付けたい、とかもあると思いますが、、)
そして自分から「おかわり!」って言ってくれたら母は嬉しかったりしますからね。
そして干渉しすぎてることに関係してると思いますが、多くの親子は「タテの関係」だということ。
子どもに対して所有物(親のもの)という感覚があると思います。
そういう感覚がある限り親は常に上からモノを言い、コントロールしようとしてしまいます。
子どもは親の保護のもと生きていますが、決して親のものというわけではありません。
どの子も一人ひとり尊重されるべき人間なのです。
そしてそれは親もそう。
つい「自分がそういうふうに育てられたから」と、本当は言われたりされたのが嫌だったのに自分の親と同じことをしてしまう、、ということもありますね。
そんな自分の人生の振り返りで、かつて子どもだった健気な自分をよしよししてあげるのも、自分の子どもに優しくしてあげることには大切なことです( ᵕᴗᵕ )
本当はもっと優しくしたい。
本当はもっと甘やかしてあげたい。
本当はもっと信じてあげたい。
本当はもっと仲良しでいたい。
本当は勉強ができるとか得意なことがあるとかじゃなく、無条件に愛したい。
私はこれらのことを少しずつ実現してきたつもりです。
今では優しすぎるから子どもたちに免疫がなく、いつもよりほんのちょっと強く言っただけで打ちひしがれる子もいますが笑
本当の意味で子どもの味方、お互い優しく幸せな親子関係は、
そういう関係を築きたいと願い、これまでと違った声かけや行動を選択する取り組みをするならば誰でもそうなれます。
これを読んで少しでも「私にもできるかしら、、?」と思われた方、もうその気持ちが既にスタートをきっています(^^)
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