23歳で結婚し2年後には長女を授かり、1度の流産はあったものの4人の子供を授かり、家族は仲良し、食べるものにも着るものにも困らない生活。幸せそのものだった。
何気ない日常の一コマで幸せを噛みしめることも多々あった。
幸せかと聞かれれば『幸せ』と答えられた。
心の中で『幸せだけど、、、』と続く言葉を気づかぬふりで生活すること以外は問題がなかった。
心の中で唱え続ける夫への不満も自分の情けなさも『きっとこんなもの』
多かれ少なかれ不満なんて誰でもあるだろう。愛してるとか愛おしいとかよくわからず曖昧な感情でも『歳も歳だし』そんな言葉で無理やり自分を納得させていた。
たぶん、気づかぬふりをし続けた自分の気持ちも限界が近かったのだろう。
長女の小学校卒業・中学校入学と
長男の卒園・小学校入学が重なり年度末からいっぱいいっぱいだったその年。
1人でいつも頭が混乱していた。
なんとか新年度をスタートし新生活も軌道に乗ってきたかと思われた6月初旬のある朝、次女が学校に行けなくなった。