子ども4人不登校からの学び

長女について。

現在14歳。

我が家のオシャレ番長はとてもワガママだ。

 

普段から

『コスメ欲しい』

『服買って』

『友だちと遊びに行くから送ってって』

『髪染めたい』

『東京行きたい』

 

と繰り返すのは日常で、

家族にも

『あれ、とって』

『これ、やって』

と、自分は1歩も動かず、だいたい望みのままに過ごしているボス的な存在だ。

 

自分の意に反したときは、歯に衣着せぬ物言いでズバッとやられてしまうことも、、、。

 

『そんなワガママばかり言ってたら、嫌われるよ』とか、

『友だち離れていっちゃうよ』とか、前なら言ってたかもしれない。

 

周りに嫌われることを怖れて言いたいことを我慢したりまわりに合わせる人が多い中、人にどう思われようが関係なしに自分の主張をする彼女を、今はすごいと思っている。

 

協調性がないとも言えるが、本当にそれが必要なときにはそれを見極めることができるんじゃないかとも思っている。

親バカだろうか、、、。

 

 

そんな彼女と昨夜話しながら、なんとなく

『感謝』についての話になったので

『お母さんには感謝してないの?』と、冷やかし半分で聞いたところ

『感謝してない』

と、はっきり言われてしまった。

 

あまりにもキッパリ言い切る様は気持ち良いとさえ思えるほどだったが、ショックだった。

 

ショックを隠しきれずどんどん落ち込んでしまった。

 

その後モヤモヤがどうにもならず次女に話を聞いてもらった。

 

それでわかったのは

『長女は何も悪くない』ということ。

 

私は感謝されたくていろいろしてあげてるわけではないが、

なるべく要求には答えてあげたいと、少し無理して叶えてあげる部分も多い。

 

それは、断ると傷つけるような気がするからだ。

彼女が『嫌われた』とか『愛されてない』とか思うのをできるだけ避けたいと思っている。

 

でも、できることにも限りがあるし、それを断ったところで私の彼女に対する愛情に比例する話でもない。

 

そう思ったときに、

『長女はただ自分の望みを口にしていただけ』

と気づくことができた。

 

無理してまでも答えようとしてたのは、こちらの勝手な言い分だ。

 

 

そんなことに気づかせてくれたのも次女が話を聞いてくれたからだ。

 

いつもなら聞き役になってくれる夫はすでに夢の中だったので思い切って次女に話したのは大正解だった。

 

 

子どもは感性の塊だ。

偏った価値観で固まっている大人の頭で考えるよりずっとシンプルで素敵な答えをくれる。

 

これからは夫だけでなく、4人の子どもたちにも相談していこうと思う。

 

 

 

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。