昨日は我が農園に花の都より5人の農業体験希望の方が来てくれた。
いつもは夫婦2人の作業も、その作業をしてみたいという方たちとワイワイすると、なんと楽しく愉快なこと。
昨日はなんとなく人見知りの自分が邪魔をして、皆さんの盛り上がる会話はほぼ聞く側だったが、個性あふれる5人の会話は飽きることなく楽しく聞いていた。
だがそんな楽しい雰囲気の中、実は途中から自分の気持ちが落ちていくのがわかった。
その正体はわかっている。
『私には何もない』
5人の体験者はそれぞれに
2つも、
3つも、
4つも、、、、、、、
たくさんの強みを持った方たちばかりだった。
こうして余暇を使い普段の日常から離れ知らないことを学ぼう、体験しようというのは本当に素晴らしいことで、それを楽しんで行う姿は尊敬に値するものだ。
魅力溢れる5人はキラキラと輝いて見えた。
私には何もない。
『そんなことない』
前向きに考えようとしたが
あまりの急降下にもう止めることは不可能だった。
皆さんとお別れして片付けも終わり一息ついて夫と話す。
涙が溢れた。
ブログを少し褒められたからといって、それもただの戯言のように思えた。
バカみたい。
私には何もない。
涙が止まらない。
何を持っていなくても、
何かにならなくても
私は私だと、
わかっていたはずなのに。
そして一夜明けた今日、いつものように畑でスピーカーから流れるマッキーの曲はなぜか
どうしてマッキー、今それを歌うの?
涙が止まらないよ。
わかったよマッキー。
私は世界に私だけ。
私は私でいいんだね。
みんな違うタネを持って生まれて、
みんな違う花を咲かすんだよね。
人と比べない。
比べても何もならない。
涙が溢れたのは、私が私だけの花を咲かせたいからなんだね。
どうやったら咲くのだろう。
どうなったら咲いたことになるんだろう。
きっと咲かせてみせる。