『そうは言っても義務教育ですからね。』
まだスクールカウンセラーと面談をしていた頃、『正直いうと子どもたちには学校には行かなくていいと言っている』と伝えたときににこやかに返された言葉。
そのスクールカウンセラーさえ、義務教育の意味がわかってなかったのだろう。
義務教育の義務は『子どもが学校に行く義務』ではない。
『親が子どもに教育を受けさせる義務』なのだ。
今は『ホームスクーリング』といって、
学校には行かず最初から家で学ぶことを選択する家庭もたくさん出てきている。
『学び』とひとことで言ってもその言葉の意味するものは深い。
学校や、学校での教科勉強がただ進学や就職のためのものだと理解できると、不登校で悩む必要がないことがわかる。
楽しかろうと楽しくなかろうと
自分のために、自分の意思で通うならそれは良いと思うが、
『楽しくない』
『行く意味がわからない』
『行きたくない』
そう思いながら通うのはとても辛いことだ。
そんな気持ちを携えたまま行くほどの場所ではないと思う。
安心・安全でなければせっかくの学びも台無しだ。
そして楽しさの中から生まれる学びこそ最大の学びなのだ。