指折り数えて楽しみに待っていた感謝祭が終わった。
農園を継いで以来、こんなに楽しく肥料を撒いたことはない。
大人から子どもまで。
県外からもたくさんの参加者が来園してくださり、いつもは何日もかけて行う肥料まきが、アレヨアレヨと言う間に終わってしまった。
嬉しくて。
楽しくて。
嬉しくて。
楽しくて。
参加者の表情や会話からも楽しんでいる様子が伝わってきて、また嬉しくて。
作業の後のバーベキューでも、誰と誰が初めましてなのか、もはやわからなくなるほど和やかで親しげな雰囲気。
人数の多さに最初こそ躊躇していた我が家の子どもたちも、気づくと他の参加者の中で作業をしたり、バーベキューの焼き場を手伝ってくれていたり、歳の近い子と遊んでいたり、大人と話していたり。
『あぁ、この場を作れて良かったな〜』としみじみ思った。
感謝祭をすることになったのは9月に東京で行われた農園のブレスト大会で話が出たから。
あのとき提案してもらって、今回それを実現したことは私にとって今まで味わったことのない気持ちを味わう機会となった。
それはたぶん夫も同じだろう。
これから何度も味わいたい場だった。
『楽しい』とか、
『嬉しい』気持ちって、すごいエネルギーになるんだなぁ、、、。
そんなことを思って心地よい疲れを感じながら参加者一人一人の笑顔を思い浮かべては余韻に浸っている。