『おはよ〜』
ボサボサ頭の末っ子が愛用のボロボロタオルを抱えて寝ぼけまなこで降りてくる。
少し前まで、私が先に起きてると怒ったり泣いたりしてたけど、すっかりそういうことがなくなった。
それを成長と呼ぶのかはわからないけど、
あたりまえの『おはよ〜』が幸せでたまらない。
それは末っ子に限らず。
苦しくてあまり生きる気力がなかった時期は、朝目覚めると『また1日が始まってしまった』とか思いながら鉛のように重く罪悪感の塊みたいな身体をなんとか言い聞かせて起きてた感があるけど、
最近は朝目が覚めると 『あ〜、よく眠った!今日も良い1日になるな〜』なんてことを思えるようになって。
正確には『思えてる』というよりは『思うようにしてる』の方が近い気もするが、これだけで1日のスタートは全然違う。
あたりまえの『おはよ〜』
あたりまえのご飯。
あたりまえの家族のいる風景。
あたりまえのいつもと変わらない家事仕事。
あたりまえじゃないそんなことを朝から探す私は今日も幸せ日和。