子ども4人不登校からの学び

末っ子、時計を読む。

末っ子2年生がこの度めでたく時計を読めるようになった。

学校に行っていれば、時間で動かなければならないから、確か1年生になって割と早い段階で習うはずだ。

末っ子は昨年入学して1週間ほどで行くのをやめてからは、学習というものはしていない。

日付けの概念や曜日、季節は全くわからず、1日の時間の流れもわかっておらず、午後になったのに『今は朝?』とか、まだお日様が高いのに『もう夕方??』なんてことを聞いてきた。

息子は特に不自由は感じていないようで、何か説明するときには『長い針が6にいったら』とか、そんなふうに説明していたが、日常の中で時計が読めない息子に私が不自由していた。

息子は小さい時からとてもタフで、夜遅くなってもいつまでも元気で起きていられた。

いつまでも遊んでいたい息子は、寝室に行ってから絵本を読むのも大好き。

でも時間めいいっぱい遊んだ後『今日は本読める?』と聞いてくる息子に私は『え〜〜、今日は遅くなっちゃったからまた明日にしよう、、、。』
なんてことが続くようになった。

私も息子と絵本を開く時間が大好きだから、できるだけその時間を持ちたいと思いつつも、兄との闘いごっこで盛り上がってたりすると『楽しそうだし、本はまた明日でいいか、、、』と思うのだが、いざ寝ようという段階になると時間の感覚のない息子は納得してくれない。

そこで私は『良かったら時計を覚えてもらえないかな?そしたら何時まで遊んで、何時までなら絵本をゆっくり見れる、、、なんてことがわかると思うから。』と提案してみた。

息子は前に1度取り組んだが全然続かなかった、時計の読み方を覚えるアプリで毎日ほんの2〜3問ずつ練習し始めた。

結果、1週間ほどで時計を読めるようになった。

今回は息子が読めないことに困って取り組み始めたわけではないけど、こちらからの提案で『覚えてもいいかな』と思ってくれたのか、難なくクリアした。

学校だと何枚も何枚もプリントをくり返して、違ったらバツをつけられて、まわりと比べて理解が遅いと自信をなくしたりするんだろうな。
、、、なんてまたすぐ学校の文句みたいになってしまうけど(^^;

 

時間の感覚がない生活ってどんな感じだろう、、、。
1日中なんの縛りもなくただ好きなことだけをしている、、、。
農繁期が終わったら、ぜひとも体験してみたいものだ。

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。