まず、この本がこれからの私の人生に大きな影響を与えたことは確かだ。
引き寄せの考え方はこれまでの学びの中や他の本でも見聞きしていたが、なんというかこの本はとてもスケールが大きく『宇宙』規模の視点から見ているのが壮大だと思った。
人間は本当に神秘的で素晴らしい存在なんだということを感じてなんともいえない心持ちになった。
全てが良かったが私が特に印象的だったことの3つを記録しておきたいと思う。
1つ目は
『あなたができごとを「悪い」と判断すると、物語はそこでジ・エンドになる。』
という教えだ。
後悔は幻。
人間は選択した以外のことは経験できないのに
目の前の選択の方が悪いと判断して、なぜか違う選択肢の方が良かったと思い込んでいる。
実際に自分にも思い当たることが多々ある。何か悪い出来事があったときに
『あのとき〜していれば』
『あのとき〜していなければ』
そんなふうに考えてしまいがちだ。
そんなときには「しめしめ、これはきっと、上手くいく」と言って、判断を未来に先送りすればいいとのこと。
ものごとを「悪い」と判断してしまえばそれで物語はジ・エンドだが、
そこで判断せずに先にまだつづくストーリーを信じれば「あれは良かった」と未来の自分が言ってくれるのだ。
印象的だった2つ目は
『他人の成功を心から祝うことは「そのうち自分にもできるはず」という宣言になる。』という教え。
人間は、無限の富があるこの世で、勝手に狭い範囲を指定して生きている。
世界には十分な「豊かさ」が用意されていないと疑っているから誰かに富が行けば自分には来ないと思っている。
誰かに対して『うらやましい』『悔しい』と思うのは、自分にはできないと思っているから。
そんなときには
『うらやましい、悔しい』を『すばらしい!』という言葉に変えること。
それはすなわち『自分にもそのうちできるはずだ』という宣言になる。
他人に対して『羨ましい』と思う気持ちは私の中によく出てくる。
それは自分には手の届かないものとか、どうせ無理だとか思っているということだ。
今度からそんなときには『すばらしい!』と言うことにしよう。
それが「自分にもできる」という自分への宣言になるのだから。
印象的だったの3つ目は
『大っ嫌いな人は最強の教師?』という教え。
自分が嫌いな人は
自分に許していない部分を「投影」として映し出していることはこれまでの学びの中にあった。
この本では
嫌いな人は、『なぜそんなふうにに言うのか』とか、『なぜそんなことができるのか』などと、
自分には理解できない人でありつまり
『自分が嫌いな人は、自分が知らないことを1番よく知っている人』と教えている。
自分が持っていない価値観をたくさん持っている人を私たち人間は「嫌いな人」と呼ぶ。
大っ嫌いなその人に、歩み寄りなさい。と言う文章を見て私は普段気構えてしまう人を思い浮かべ、その人は私とは全く違う景色を見ている人なんだと思ったら尊敬の気持ちすら湧いてきた。
あの人も、あの人も、自分が普段当たり前に見えている景色とは違うものを持っている。
自分から歩み寄ってその景色を少しでも覗けたらきっと、もっとその人のことを知れるだろう。
それはとても良いことのように思える。
読み終えて、、、
この本は自分の状況(本当に苦しいとき)によっては、とても受け入れられなかったかもしれない。
でも、私の人生の中でこのタイミングでこの本を読むことも決まっていたらしい。
ビッグ・バンの起こったあの日に「この先なにが起こるのかの全ても、もうすでに決まっている」との神さまの教えだから、、、。