夫婦のこと, 家族

ナオアキユキコ夫婦の再生の物語①

最初、次女が学校に行かなくなり、いろいろと悩んで悩んで考えて、、、

 

そこから私が受け取ったメッセージは
『お母さん、そんなに頑張らなくていいよ。もっと楽に生きていいんだよ。』
ということだった。

 

私は自分が生きづらかったことを知り、

自分の中に『夫を心から愛したい』という願望があることを知った。

 

私は読んだ本の影響もあり、『ありえないことをやってみる』ということを少しずつ実践していた。

 

それは例えば洗濯物を取り込んだら、昼間のうちには全てたたんで各自の引き出しに収めるのを翌日に持ち越してみるとか、

 

昼食後に休む間も無く後片付けしてたのを、ちょっと雑誌を開いてみたり横になってみるとか些細なこと。

そんな小さなありえないことをすることで、それは全然ありえなくなかったことを知り、自分が自分を縛り付けていたことを知っていった。

 

これは今から3年ほど前のことだろうか、長女がまだダンスを習ってた頃のある晩の出来事。

 

いつも夫がしてくれていた送迎を私がやって、夫には留守番してもらったのだ。
(留守番といってもただ家にいればいいだけじゃない。夕飯の後片付けや子どもをお風呂に入れること、そして寝かしつけることも当たり前に含まれている。)

 

夫はもう務めではなく農家を継いで家にいたから他に用がなければ送迎をしてくれていた。
他に用事があり不在のときは私が送り、急いで家に戻り下の子たちを必死に寝かしつけ、また迎えに行くという感じだった。

 

その日は夫は用はなく家にいたのだが思い切って逆をやってみた。

 

私は日頃、対等でありたいと願い時には口にしてきたけど、どうしても自分を下にしてしまってたことに気づいた。

 

何かしてもらったら『悪いね、ありがとう』が普通。
だから夫も『してあげるよ』
『手伝うよ』っていうスタンスになるわけだと気づいた。

 

その日もいろいろ気がかりもあるし、帰ったら夫だけがお利口さんに寝てる可能性も大だったが、信じて全てを任せた。

 

私は長女が、レッスンを受けてる間モスバーガーでお茶しながら過ごしていた。

 

それも私にとっては天と地がひっくり返るほどのありえないことだった。

大げさなようだが本当のことだ。

 

途中

『もうお風呂に入っただろうか、、、。末っ子は大丈夫だろうか、、、。』

何度も電話してみようかと思う気持ちをぐっとこらえ夫に任せた。

 

ダンスの終わった長女と帰宅すると、嫌な予感のとおり夫だけが寝ていた。

せめて寝室に行っててくれたら良かったのに、居間で慌てて起きて『やっちゃった』という顔をしていた。

 

私はア然。

 

責めたかったけどその頃は子どもたちの前でそういうことしないようにと思ってたからそこは抑えたのだが、最悪なことに下の子たちと一緒になって遊んでた次女を責めてしまった。

 

『なんで〇〇⁉︎ 時間わかるでしょ⁉︎お母さんが〇〇(長男、当時1年生)を遅くても9時には寝かせたいのわかってるでしょ⁉︎』

 

言いながら心では違う違う、マズイと思ったけど止まらなかった。

次女は泣いてしまい黙って寝室に行った。

私は反省し、少ししてから次女のところに行き謝った。こんなことになったのは夫のせいだと思った。信じてたのに。

私が子どもを早く寝かせたいのは、たっぷり睡眠をとらせて翌日も元気に過ごせるように。
朝の目覚めが少しでも辛くないようにだ。
特に一年生の長男は、朝はまだ送っていたが帰りは長い距離を歩いて帰ってくるから。

 

翌朝お互いにそんなことを引きずりながらだったが夫は『ゆうべは悪かった』と謝ってきた。

私も、寝る時間が30分遅くなったからって死ぬわけじゃなし、そこまでムキになることじゃないかななんて考えてたから、

怒りをぶつけるわけではなく、『本当は家のこと途中で気になってたけど信じて連絡しなかった。裏切られた気がした』と正直な気持ちを伝えた。

 

夫はたぶんそこから自分はやっぱりダメだとネガティヴな方向へ行ってしまったようだった。

朝食になり、いつも通り呼んでもなかなか席についてくれない次男に対し
『〇〇!!!』と大きな声を出した。
私でもしばらくドキドキが止まらないくらいだった。

 

洗面所で身支度をしていた長女がもう行くねと玄関に向かったので見送りに出ると『お母さん・・・』と言い泣き出してしまった。必死にこらえようとしている。ビックリしたし怖かったようだ。

 

私は『お父さんとお母さんのことにまきこんでごめんね』と謝った。『でもお父さんもお母さんもケンカもするし仲直りもするし、不機嫌な時もある。みんなと同じなのはわかってね』と伝えた。

長女が出かけ、私の心の中は『もう最悪だ、全然うまくいかない。家出してやりたい!』という気持ちでいっぱいだった。

それでも投げ出したい気持ちの中でも、なんとか気持ちを整理しようとした。

夫は外で洗濯物を干す手を止めて犬の側にいた。慰めてくれと犬に言ってるようなさみしそうな背中だった。

私はコーヒーを入れて持って行った。
夫は少しホッとしたように照れたようにちょっとだけ笑った。

 

私は愛してると伝えた。

 

なんだかめちゃくちゃだ。

私ばかりが良くなりたいと思ってもがいてる気がした。

 

その日夫は農業関係の用で出かけて行った。
いつも何処かへ出かける時は玄関まで見送るからその日もそうした。

私は心の中でギュウをしてもらいたいと思ったが、それはなかった。
さみしく見送った後、携帯を忘れたから取ってくれと戻ってきた。
携帯を渡すと夫は持ってたカバンを置きギュウしてくれた。
私も思い切りギュウってしたら、ありがとうと言って出かけて行った。

 

 

 

 

 

、、、、、、、今から振り返ると、お互いまだまだ自分の中にいろいろと抱えながら日々を過ごしてたな〜〜という感じだ。

 

なんだか愛おしくも思える。

 

あなたたちだからここまで来れたよ。

 

そんなふうに言ってあげたくもなる。

 

今も言いづらいこともあるけど誰からも仲良し夫婦と羨ましがられ、仮面夫婦としては成功だ(笑)

 

つづき↓
ナオアキユキコ夫婦の再生の物語②