子ども4人不登校からの学び

子どもたちは学校、夫は会社勤めという設定の妄想。

少し風が冷たくなってきた。
窓を閉めお気に入りの雑誌を閉じる。

そろそろ末っ子の帰宅時間だ。
パンケーキでも焼いてあげようか、、、。

生地を混ぜているとちょうど玄関の戸が開く。
『ただいま〜!』
今日は元気な声で帰ってきたな。
昨日は帰り道に友だちに嫌なことを言われたとションボリ帰ってきたけど。

パンケーキを焼いてることを知り目が輝く。
焼きたてのそれを一緒に食べる。
『今日は何が楽しかった?』

『う〜〜ん、、、〇〇と遊んだこと!』

『そっかそっか(^ ^)』

お腹も満たされた末っ子はゲームを始める。
母としては先に宿題してほしいけどね、今はすべて本人に任せている。

あれ?今玄関開いたかな??

長男が姿を現わす。
『おかえり(^ ^)』

『ただいま〜』

相変わらず静かに帰ってくる。
『パンケーキ食べる?』

『あ、、、うん。』

『今日は何が楽しかった?』

『、、、どうだろ、、、特にないかな、、、』

『そっか(^ ^)』

お腹が満たされた長男はランドセルから宿題を出してやり始めた。

親のサインをしてあげると明日の支度までバッチリにして、テレビを見始めた。

私は台所に立ち夕飯の支度を始める。
今夜のメニューはみんな大好きヒレカツだ。
サクサクの揚げたままのカツと、煮カツの両方用意するのがわが家流。

衣をつけて揚げるばかりにした後はキャベツを刻んだりスープの下ごしらえ。

外は暗くなっている。

自転車で帰ってくるお姉ちゃんチーム、顔を見るまで毎日この時間は心配して待っている。

部活は違うけどなるべく一緒に帰ってくるよう伝えてあるとはいえ、やっぱり心配だ。

そろそろくるだろうとカツを揚げ始めると2人が一緒に帰ってきた。
匂いにつられ
『お腹すいた〜〜!』
というが早いかつまみ食いをしにくる。

『すぐできるからね。』
私は食卓の用意をしつつ男の子チームに声をかける。

『ただいま〜』
夫も帰ってきた。

『おかえりなさい。お疲れ様(^ ^)』

夫はそのままお風呂へ向かった。
『おーい、男チーム一緒に入っちゃうか〜』

末っ子が後を追いかけた。

食事の支度が整い、夫と末っ子以外のメンバーが席に着く。

そこへ末っ子登場。
『もう出たの!?』

『えへへへ〜〜』

頭も体もろくに拭かずビショビショのまま居間へ向かう。

パジャマを着て席に着く。
みんなでいただきますをする。

『ん〜〜美味しい!』
みんなの喜ぶ顔を見て満足。

それぞれ今日あったことやなんかを喋って家族揃ってのひとときが過ぎる。

夕食後の洗い物は夫も一緒にやってくれる。
それが済むと束の間のそれぞれのほっこりタイム。

私は今日も家族みんなが元気に過ごせたことに感謝しつつ紅茶を飲みながら目を細める。

明日は長男、次男は習い事の日だから夕方は今日より慌ただしくなるだろう。

頑張る家族を支えるのが何よりの喜びだと私は感じていた。

、、、妄想はここまで。
現実は↓

東京の寮に暮らし専門学校へ通う長女以外の3人は来る日も来る日も家にいる。
朝起きてくる時間もバラバラ。朝ごはんもバラバラ。
昼ごはんはなんとなく一緒だったりバラバラだったり。
夕飯はだいたいみんな一緒。
朝から晩までゲームや動画やテレビ。
レゴやってみたり、犬の散歩に行ったり、末っ子はときどき友だちと遊んだり、
家の手伝いをしたり、おやつ食べたり犬と戯れたりして過ごしている。
夫と私は農閑期の今はときどき畑に出る以外は学びに出たり、集まりをしたり、ゴロゴロしたり。
そんなわが家です。

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。