タイトルの通り今日はスペシャルな日だった。
なんだかまとまらないが、書き記しておこうと思う。
界隈では知らない人はいないのではないだろうか。あの!あの伝説の先生が訪れてくださり、間近で感じながら熱い言葉の数々を聞かせてくださった。
先生は今日南アルプス市の民生委員、児童委員協議会全体研修会で講師として講演してくださり、その講演の後に福祉総合相談課の方のはからいで文化学園でお話会をしてくださった。
3年前に退職されてから47都道府県を回ったとおっしゃっているとおり、先生の講演は各地で必要とされており引っ張りだこなのだろう。
講演会では私を含め一緒に参加した仲間も終始泣きっぱなし。
感動的なエピソードはもちろん、大人として「ここで諦めてたまるか!」とハンマーで頭をガツンとやられたような熱い問いかけやエールの数々。
また、子どもたちが不登校になってからこれまでの様々な葛藤が呼び起こされ、本当にガンガングラグラと揺さぶられっぱなしだった。
私は一度は「学校は変えられない」と、学校の外で自分のできることをやろうと居場所作りをしたり、不登校で悩む親御さんに向けたブログを書いたりしてきた。微々たる力でも、やらないよりマシだと信じて。
でも最近は、学校と連携をとっていきたい思いが出てきていた。
不登校が増え続けるいま、学校からあぶれてしまった人たちの受け皿になるばかりでは何も変わらない。解決にはならない。
私は「くくり」という言葉が好きではない。
今日の先生のお話を聞いて、本当にそういうものがなくならないといけないと強く思った。
*先生に対して「はい!」なんて言ってる子を作ったらあかん。「校長、これ違うんちゃう?」って言う子を作らなあかん。」
*大空の子どもたちは毎日ケンカしてる。それをいじめに変えるか、生きた学びに変えるか。
*学校に任せてる時代ちゃう。
*自分の子を幸せにしたかったら、まわりにいる子を大切にし関わること。
*テストや点数どうでもいい。
*「クソジジイ!」→信用しだしたから言える言葉。言ったら殴られると思ってたら言わない。
*スーツケースのような学校は断捨離。大きな風呂敷を広げよう。
メモに書き残した胸に響いた言葉がまだたくさんあるけど消化しきれない。
大空小学校の大きな特徴は地域の人たちがたくさん学校に出入りしていることだ。学校の中に地域があるのだ。
授業中でも、地域のおじさんが困ってそうな子の横にちょこんと座り話しかける。
先生には話さなかった子がポツリポツリと話しはじめる。
そんな光景があっても、ほかの子たちは「うるさい」などと言うこともなく何事もないように授業を受け続ける。
子ども同士でケンカが始まったりしてたとえ授業が聞こえにくくなろうとも人のせいにしないのだ。
とにかくすべてが素晴らしくて感動していたが、木村先生は「大空が素晴らしい学校だなんて勘違いしないでください」と、、、。
それがすべての子どもに教育を受ける権利があるということなのだと言いたいのかもしれないが、校長に就任してから公立の学校を大改革するには想像を絶する相当なご苦労があっただろう。
苦労などとは思ってないかもしれないが、それでも諦めずに進み続けた先生の思いに感服する。
多分今日の講演を聞いて感動した人たちはまだ興奮冷めやらぬだと思う。
私も今日感じた想いを忘れず、そして先生から受け取った勇気とエールを胸に進んでいきたいと思う。