子ども4人不登校からの学び

サクランボの命は短い。夫婦、そして金丸文化農園サポーターと共に乗り切った3週間。

怒涛の3週間が終わった。

長かったようでやっぱりあっという間だった気がする。

今年ほどたくさんの人に関わってもらい助けてもらった年はない。

サクランボ一色で過ぎていく毎日、身体も精神的にも追い詰められてく中でシーズン中の夫婦のぶつかり合いは避けられない。

避けられないんだけど、、、

今期はそれがなく済んでしまった。

(一番ひどいときは私がキレて、「もうやめる!!」とか声を震わせ叫びながらテーブルに置いてあった順番通り揃えてある凄い量の発送のラベルを、よくドラマとかで見るみたいにザザーーッッと床に落としたことがあったw)

そう、今期は連日誰かしらが立ち寄ってくれたり手伝ってくれたりで、私たちは癒され続けていた。

畑で苦労して収穫してきたサクランボを一粒ずつチェックして丁寧に箱に詰める。

facebookで発信すれば反応があるし、サクランボが届いた人たちもタグ付けで写真もつけて投稿してくれる。

そんな声に励まされ力を振り絞る。

北は北海道から南は沖縄まで、この狭くて古めかしい作業場から送り出してはいるけど、休むことは許されずともすれば気持ちは陸の孤島のようだ。

そんな私たちに寄り添い勇気付けてくれた人たちが今年はたくさんたくさんいた。

「大変なことだね〜!!」

「甘くみてた」

「これを毎日なんて無理だわ〜」

などなどの声を聞いて、「あぁ、私たちは今までずいぶん頑張ってやってきたんだなぁ」なんてことを思ってこれまでを振り返ると、本当に本当に毎年大変な状況でもなんとかなったし、なんとかしてきた。

私も頑張ったけど、いざというときは園主が心強く支えてくれたなぁ〜、、、と感慨深く。

今シーズンも1度、突発的なことでどうにもならないと思われた案件があった。

2人でどう考えても話し合っても解決策は見当たらず、途方に暮れていた。

途方に暮れながらもお互い別の作業にも追われて。

でも私はそのとき園主がきっとどうにかしてくれると信じた。

これまで何度も窮地に立たされながらも、その度に最後は園主がどうにかしてくれた。

園主である夫を信じきれずにいた頃は何かあれば責めていたし、うまくいっていたらいっていたで「運が良かっただけだ、もっと日頃からいろんなことちゃんと考えたりやったりしておかないと」とか言ったり思ったりしてた。

信じきれないが故に、私がいろいろと気を回してフォローしないと精神。

私が勝手に頼りにならない夫にしていた。

これは前記事にも通じてくるし、子育てにも通じてくるだろう。

今回は「きっと大丈夫」と信じたらそうなった。

「ほら、大丈夫だった」と取るか、

「今回はたまたまうまくいっただけだ」と取るかでは生き方までもが大きく違ってくる。

「怖れ」と共に生きるのか、「何とかなる大丈夫」と共に生きるのか、

日々揺れ動きながらも、私は後者を選んで生きていく。

だって怖れを少しずつ手放してきたら「大丈夫」貯金の方が今では上まったから。

これからも「大丈夫」とか「うまくいく」で人生の上書きしていこう。

話がズレてしまった気もするけど、サクランボをたくさんの人に手伝ってもらって「こんなに幸せで大丈夫かしら!?」とか「この後悪いこと起きない!?」とか思っちゃったりするけど、それもきっと大丈夫!と信じていきたい所存であります、、、という話、、、。

※ speacial thanks!!

サクランボを乗り切った影には私たちの宝物である子どもたちの存在。

家のことや、発送業務、細々した用事や私たちの癒しの部分で、なくてはならない存在だった。

子どもたちがいたから今年も乗り切れた。

頼りない父ちゃん母ちゃんだな〜なんて思う部分もありながら、支えてくれた子どもたちに本当に感謝している。

ありがとう。ありがとう。

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。