言いたいことをなんて言ったらいいかわからなくて
なんて伝えたらうまく伝わるかな、、、
私も夫も嫌な気持ちにならずに
どんなふうに切り出したらお互いを尊重して話ができるかな、、、
そんなふうに思いながら結局自分の言いたいことを今は言うのをやめておこうと思った私は
結果、何か言いたげな不機嫌そうな顔になり
どうしたの?と問う夫に「なんでもない」となんでもあるふうな態度をとり
「おやすみ」と目をそらす。
SNSで友だちと絡んでも、いくらマッキーを聴いてもなんだか心が寂しくて。
それは他でもない、私が私の気持ちを置き去りにしたからだ。
翌朝起きてからもなんとなく考えていた。
私は「ウクレレの音なんだけど、、、」と切り出した。
そう、今回のモヤモヤは最近ウクレレにはまった夫がいつでもどこでもジャカジャカと気持ちよさそうに弾くことに関してだ。
最初は私も「ウクレレの音っていいな」とか、「楽器ができるってやっぱりいいね」とか、夫が練習する横で一緒にパプリカを口ずさんでみたり面白がってFacebookに動画を投稿してみたり、、、。
でもそれだけじゃなくなってきた。
朝だろうが夜だろうが所構わずジャカジャカやる夫に反応してる自分が出てきた。
夫が楽しんでるのをやめさせるのも違う。癒しの時間を奪いたいわけじゃない。
私は、「少し音が大きいみたい。」とか「もう少し小さく弾いてもらっていいかな」などと声をかけるようになったが、それも毎回言うのでは申し訳ない。
どうしたものか、、、
一緒に暮らしている以上、不都合が出てくるのは仕方のないことだ。
「ウクレレうるさい!」
「なんだと!俺がウクレレ弾くのがそんなに気に入らんだか!」
そんなやりとりしたいわけでもない。
私は、私たちだからこそできる話し合いをしたいと思った。
「たかがウクレレ、ちょっと我慢すればいいことじゃないか」そんなふうにも思うけど、そうやって自分の気持ちを置き去りにすることでいいことなんか何もないということはとっくにわかっていることだ。
たかがウクレレ、されどウクレレ。
こういう些細な事柄に丁寧に寄り添うことが夫婦にも家族にも大切なんだ。
音が気になると聞いた夫はやはり少ししょんぼりした。
そしてエレキならいいかと提案してきた。
要はエレキギターと同じでアンプにつなげなければ大した音は出ない。
それをイヤホンをつけて弾くとのこと。
夫がエレキのウクレレを弾いてる動画を見せてくれる。
確かに音は少しばかり小さくなる。
でも、、、、、、、、、そこで気づく。
ああ、音が問題じゃないんだと。
「じゃあ場所を変えようか」
それも違う、追い出したら気が済むのかっていったらそうじゃないんだ。
私は自分の中に何が起きてるか見つけようとした。
そして
「私を気遣ってほしい」という気持ちを持っている自分に行き着いた。
夫は良い言葉で言えば、「自分のやりたいことは周りの目なんか気にしないで自由に堂々とやってのける人」
悪い言葉で言えば、「周りのことなんかお構い無しに我が道をゆくデリカシーのない人」だ。
私のモヤモヤは、私がスピーカーから流れるマッキーの歌声を楽しんでいようが、すぐ横の部屋でドラマを観ていようがお構いなしにウクレレを奏でる夫への苛立ちだったのだ。
そこには「私をもっと気遣って」という願望と
「やりたいこといつでも好きなようにできていいよね」という妬みが存在していた。
私は二世帯住宅とはいえ同居の義母の存在をいつでも意識している。
義母は365日、朝から晩まで義父の介護で大忙しだ。
そんな義母をできる限り手伝わなければいけないと思っている自分がいる。
女だからか、「これやってあげたら助かるだろうな」っていうのが目についてしまうこともあるし、
あまり無理をさせてしまい義母が倒れてしまってはもっと大変なことになるし、もしそうなったら私は自分だけでなく夫や義母、更には寝たきりの義父までも責めかねない。
もっと言うと、私や夫があまりにもだらしなく無責任な生活を送っていると、子どもたちの不登校のことまでがそこに結びつけられそうだという恐れもある。
今まで出来損ないの自分を責める度に、義母と自分を比べるのは違うと言い聞かせ、
できることはやっているし、義母はよくやってくれていると十分感謝してくれている可能性もあるのだ。
そこをコミュニケーションとれれば最高なのだが、、、。
そしてそして更には実家の親に対する罪悪感。
関係がこじれたままの実家に対する私の罪悪感は相当なものなのだ。
どこまでいってもついてくる。
早くなんとかしたい自分と、怖いからこのまま放置しておきたい自分。
それはまた別のときに、、、。
夫がウクレレを弾くことでここまで掘り下げました、という話ww
追記:「この記事公開していいかな、、ナオアキさん読んだら嫌な気持ちになるかも、、」と読んでもらったところ、
「いつもなってるから大丈夫だよ」って^^;