日常の出来事

また明日が来る。

大きく息を吐いて
お腹いっぱいにまた

息を吸う。

見渡せばいつもと変わらず盆地を見守る山々。

秋の空は今日も素敵な雲をたくさん運んできてくれる。

綺麗だなぁ。

穏やかだなぁ。

明日も晴れるかなぁ。

でも

でも

でも

どんなに綺麗な景色も目に入らないときもある。

美味しい空気を吸うどころか、自分が息を吸って吐いてることさえ感じられないようなときもある。

もう身体中の力が抜けて二度と起き上がることさえできないんじゃないかと思えてしまうようなときも

人生にはある。

苦しくて苦しくて。

もう何もかも投げ出してしまいたいんだ。

それでも

それでも

やっぱり

生きていくんだね。

朝は来てしまう。

どうかもう少し休ませて。

私に考える時間をください。

ううん、 もう考えることさえ放棄したいのです。

この頭を外してしまいたい。

辛くて悲しくて苦しくて

もう放っておいてほしい。

でも本当は温かさに包まれていたい。

何も心配いらないよと、ただ側にいてほしい。

ただ、ただ、今は眠らせて。

子どものように安心しきって眠ったのはいつが最後だろう。

暖かい胸に抱かれて眠りたい。

大丈夫。

大丈夫だよ。

そのことばを聴きながら

今はもう少し眠らせて。