今日は夫、ナオアキのカッコいいところをご報告。
まあ、いろいろある中で今日は介護士な一面を紹介。
夫は介護士として17年間、障害者施設や老人施設で勤務してきた。
私とも介護の現場で出会っている。
ご存知の方もいると思うが夫は2011年に義父(夫にとっての父親)が病に倒れたのを機に退職して義母と(たまに私)とともに義父を在宅介護している。
介護技術に関しては現役時代から尊敬する師匠に師事して、お金と時間をかけ休日にも遠くまで足を運んでいたこともある。
私は長女の出産を機に退職してしまったが、実践していたのは例えば1人の人をベッドから車椅子に移乗する際は3人がかりで「せーーーのっ!」なんていう掛け声とともに持ち上げるような、いわゆる昔ながらの力が勝負な介護だった。
夫が新しい技術として体得していったのは、介護される側の力を最大限に生かし力技ではなく介護側の負担も軽減するような素晴らしい移乗技術だ。
何より素晴らしいのは、介護される側の持っている力を最大限に引き出すので大げさにいうと失われた笑顔を取り戻すようなこともあり得るのだ。
残念ながら私にはその技術はないのだけど、夫が出かけていたり必要な時には多少なりとも役に立つことができている。
長いブランクがあるとはいえ、現場で介護していた経験を体が覚えているらしくそこは良かったなぁと思うポイントだ。
義父は毎日のリハビリと義母の献身的な介護によりとても元気に過ごせていると思う。
とはいえ、年に一度くらいは少しの不調で入院したりもする。
そうすると、家にいるときに比べ圧倒的に動きが少なくなるからあっという間に体力が落ちてしまう。
なので退院後は車椅子に乗る際に転倒などないように注意しないといけない。
普段は夫が1人で行なっている入浴介助も私が補助として一緒に行う。
(義父の状態で家でお風呂に入れるのは大変なことだ。椅子に座ってシャワーだけで済ますならともかく、浴槽にまで入れるのはやはりスーパートランスという特別な技術を学んだ夫だからこそできることだ。)
それで、今も少し前に短期間だけど入院していた義父の体力が落ちていて私も一緒に入浴介助している。
そしたらまあ、わが夫ながらその華麗な技に惚れ惚れしてしまうのですわ。
難なくやってるように見えるけど、義父も決して小柄ではない。
むしろ体格はずっしりしている方だろう。
そんな義父を浴槽に入れる様子は何度見てもすごいな〜と感心してしまう。
毎日夕方にお風呂をしているけど、なかなかに大したものだと思っている。
その日の体調やメンタルによって、いつも同じように優しくできないときもあるだろう。
家族だからこそいろいろと思うところがあったり、うまく伝えられなかったり。
私はこの家に来て、本当にたくさんのことを学ばせてもらったし今もそれは続いている。
私は家族と離れて暮らしてるし付き合いも薄いけれど、家族にはいろんな形があるんだよな〜なんて当たり前のことをしみじみ思わせてもらったり、
本当にこの家に来て良かった。
来たばかりのときは泣いてばかりいたけどね、、、。