日常の出来事

預かり犬「ゴン」に思うこと。

10月から保護犬を一時的に預かりお世話するボランティアをしている。

愛護センターから引き取った「ゴン」くんの命を里親さんが見つかるまでの間つなぐのが私たち家族の役目だ。

ゴンは大型犬とまではいかないけど、わが家でこれまで一緒に暮らしたどの犬よりも大きい。

体は大きく顔も男らしく一見、強面でもあるけど、その見た目に反してとても人懐こく撫で撫でしてもらうのが大好きだ。

これまで約2ヶ月そばで見てきて感じてることは

・推定年齢5〜8歳と言われたけど、もしかしたらもっとずっと老犬かもしれない。

・目も耳もすごく悪そうと思ったけど、目は割と見えてそうで耳がすごく遠い。

・下半身が弱い。(力が入らず踏ん張りきれないためにウンチのときは少しずつ
前に歩いてしまう)

・撫でようと手を顔に近づけるとビクッとする。

・小屋に入りたがらないから、狭いところで過ごしてきたか、小屋に入るとい
う認識がない。

・リードさばきが下手くそで自分の足に絡まったり、狭い方に入って違う方から
出てきたりして身動きができなくなってるときがある。

なんというか、「犬という生き物はこうだろう」って勝手に思ってるところがたくさんあるなぁと思うし、これまで普通に飼われていたらこんな感じにはならないんじゃないかな?ってことがよくある。

実は3日ほど前からまた具合が悪くて、そのお世話に追われている。
動物病院の先生も、「もしかしたら10歳くらいいってるかもしれないね、いろいろ経験してない感じがするね」と言っていた。

保護犬の何が困るって、今どのくらいの年齢なのかというのはもちろんだけど、これまでどんな環境でどんなふうに生きてきたのかが全くわからないことだ。

わが家で初めて家族に迎えた甲斐犬Mixの「あんず」さんは、引き取ってきたときに明らかにまだ子犬だった。
それで推定2〜3ヶ月という見立てだったけど、そこはもし誤差があっても数カ月のことだろう。

家に来たときはすごく大人しくて怯えた感じも少しあったけど、わが家に慣れるのにそう時間はかからなかった。

水を異様に怖がり避ける様には、川にでも流されてたんだろうか(>_<)なんていう悲惨な場面を想像させられてしまうけど、でもそれもわからない。
生まれつき水が苦手なだけということもあるだろうか?

口のきけない生き物と暮らすということは本当に大変なことだ。

ゴンは今何歳なのか、どんな人にどんなふうに飼われていたのか。

下半身がガリガリで衰えているのも狭いゲージに入れられっぱなしで動いてないことによる衰えなのか、年齢による衰えなのかもわからない。

とにかく今は胃腸炎の症状が回復したら、獣医さんの言うようにごはんの量を増やして体重を増やしてあげたい。

年齢に相応するくらいの身のこなしやお散歩ができるようにしてあげたい。

ゴンが所在なさげに佇んでる姿に、ときどきひどく孤独なんじゃないかとか、絶望してるんじゃないかなんて感じてしまう。

それを夫に伝えると「犬は絶望しないよ。そのかわり希望ももたないけどね。」と言った。

犬の幸せってなんだろう。

うちのワンコたち見てるとほんとに一途だし汚れがないし純粋そのものというか。
そして自由で甘え上手で今ここを生きてる。
人間もこんなふうに生きればいいんだよねなんてすぐ比べてしまうけど、犬には犬なりに苦労もあるのだろう。

食べ物は人間から与えられるものだけだし、
夜間はオムツ当てられちゃうし(こてつ)
いつでも好きなときに外を走りまわれるわけじゃないし、
人間の都合でベタベタされることや逆に相手にしてもらえないときもあるだろうし。

お世話は大変だけど、それ以上に人間側が受け取ってるものの方がはるかに大きいのだろう。

まさかワンコが4頭もいる家になるとは思ってもみなかったことだけど、
縁あってわが家に来てくれたワンコたちが少しでも多く「うれしい」を感じてくれるように一緒に暮らしていきたい。