春が来て、一気に忙しくなった私たち夫婦。
さくらんぼと桃をつくる果樹農家であるわが家は桜の開花とともに追い立てられるように作業がはじまるから、SNSで満開の桜が流れてくるのを心底楽しめずに毎年春がはじまる感じ^^;
それで、寒い時期は引きこもり生活してるもんだから、これまた毎年のことなんだけど体が追いつかない。
それに伴い精神的にも弱りがち。
それでも自然を相手というのは「ちょっと今日一日成長ストップしてて!」ってことができないから、重たい体を起こしてなんとか外に出るしかない。
実は今朝起きたらなんだかフラフラして。
いつももっともっと忙しくなってからなる感じなんだけど、まだスタートしたばっかだよ??とちょっと焦る。
様子を見た夫が、朝の作業は一人で行ってくるからもう少し休んでなと言ってくれる。
二人でやった方がよっぽど早い作業、私は行かなきゃと思うけど、
無理して今日1日動けなくなっても、、、と思いそのままもう少し横になって眠った。
幸いそれでいくぶん楽になったし、午前中は手伝いに来てくれた友人のおかげで嫌いな人工授粉の作業も早く進んだ。
さて、お腹いっぱいにお昼を食べてまた少しお昼休みをして午後の作業へと思いきや体がいうことを聞かない。
無理やり起きて外に出るも、胃が痛みだしとても作業ができる感じではない。
夫がまたもや「今日はいいからゆっくりしてろし」と言う。
私はなぜ夫がそんなふうに言えるのかとても不思議だ。
花は真っ盛りでそんなわけにいかない。やることはたくさんあるのに、、、。
「優しくしないで」
自分を責めてるもんだから優しくされると辛い。
私は、そう出かけた言葉をいったん飲み込み、
「優しくしてくれてホッとします」に変換して伝えた。
夫がニッコリ笑った。
夫は優しい。
あまりに優しいから、少し前にも「それ本心で言ってるの???」と聞いたくらいだ。
私は人の言葉、特に夫や親が私にかけてくれる前向きな言葉、、、
例えば今回の「ゆっくりしてろし」とか、親から言われる「こっちのことは何も心配いらないから」とかそう言う言葉をそのまま素直に受け取ってはいけないという無意識の思い込みがあった。
それは自分が「大丈夫」と口にしていても
「大丈夫なんかじゃない。察してよ。」を長いことやってきたから。
だから人の言葉も素直に受け取らない。
でも夫に「俺がウソ言ってるってこんか?」とまっすぐに言われると、それを疑うなんて失礼なことで、、、。
そんなわけで今日はゆっくりさせてもらって本当に感謝だし、家のこといろいろサポートしてくれる子どもたちにもありがとう。
実は今日仕事せず休んでたのにブログ書くなんてダメじゃない、、、?みたいに思う自分もいたんだけど、
今日は書きたくて。
書くことが私にとっては健全で、、、。
夫はやっぱり「いいさよ〜〜」って笑ってた。