よく「夫婦会議」なんて言って、予定の確認をしたり子どもたちのあれこれを共有したり、
お互いのモヤモヤだったり困りごとだったりを話すみたいなことはたまにあるのだけど。
今回発足したこの会は、その名のとおり、夫婦会議でも避けて通ってるような、
「できれば見なかった、気づかなかったことにして永遠に逃げ切りたい」ようなことを話す会です(笑)
話しにくいって具体的にどんなことかというと、、、
それは、、、農閑期はどんどん先延ばしにしてしまう農作業のことだったり、家の中や外の粗大ゴミ的なものの片付けだったり、お金のことだったり、親に関係するそんなに急ではないけど必要な用事だったり、お互いのこの先のことだったり、まぁそんな感じのいろいろです、、、。
どうしてこういう話題はしにくいのか、、、。
それは、やっぱりめんどくさいから(笑)
まぁ、それは当たり前として、
なんでそんなに逃げたいのかを考えてみると、今の状況を把握できていなかったり、それに対してどのくらいの時間や労力がかかるのかがわかっていなかったり、
あと、「いつもできてない」とか「いつも先延ばしてしまっている」って自分を責めてる心理的側面が一番大きい気がしていて。
そこで私は考えました。
この手の話をすると決まって嫌な顔をする夫とそれにビクビクする自分、どうしたらお互い気負わず自分を責めずにやらなきゃいけないことに前向きに取り組めるのかを!
実は私にはリーダーシップとか人の成長を促すような資質があるのです(゚ω゚)
これも自己探求でわかったことで、それをうまく生かすことがだんだんできるようになっています。
加えて共感性も高く想像力(妄想力)も半端ないので、その人の気持ちを想像して共感してめっちゃ寄り添います。
やりすぎると自分へのダメージが大きいけど、それもうまく切り離したりやり過ごしたりできるようになってるかと。
なので例えば昔、介護施設で働いていたときに新しい職員が入ってくると年配のオバ様方は通過儀礼とばかりに厳しく接して(いじめに近い)無駄に傷つけたり困らせたりしていたけど、
その傍で私はその新人さんをこそっとフォローしつつ「初めてなんだからわからなくて当然、みんな厳しすぎますよね!」みたいな声をかけていた。
そしたら大体の人は「この人は味方だぁ」って思って、わからないことを安心して聞いてくる。
そして今は農繁期にはサクランボの箱詰め作業に何人もの知り合いに来てもらっているけど、そこでも慣れてる人にも慣れてない人にも、めっちゃ優しく声かけるし勇気付ける。何か間違っても怒らない。
→来てくれてる人で異論がある方は受け付けます(^◇^;)
それは私は無意識にやってたけど、人に言われて気がついた。
人の持つ才能ってそういうことなんだろう。
逆に私は難しい話し合いの場みたいなのは本当に苦手で。
ものすごいスピードで自己肯定感が急降下するのを何度も経験済み^^;
でも私にはその資質はないというか、役目が違うんだなってことで今はそれほど落ち込まなくなりました。
話は戻って、、、
夫との話し合いを嫌な顔されずできれば和気あいあいと進めるためにどうしたらいいか考えた末に私は
「会の言葉」を作りました。
その言葉を添えた手紙を渡すと、すんなりOKがもらえたのです。
特別に公開ww
「会の言葉」
〜私たちは夫婦であり人生のパートナーである。
お互いのできないことは補いあい、
できることは存分に力を発揮し、
またお互いできないことは力を合わせ
解決に臨むものである。〜
夫はこれまで自分が本当に苦手なことも請け負ってくれてた部分もあって、でもちゃんとできなくてすごく自分を責めてることも知っているので、そんな夫に「自分のできることで力を発揮して、できないことは決してダメなことじゃない、分担したり一緒にやればいいだけのことなんだ」ってことが伝わればいいなと思ったのです。
そして、話しにくいことを安心して話せる場になりますようにとの願いを込めて、手紙の最後には
「人生に起こるできごとと、それに伴う感情は人生を彩るものであり、
それをあなたと共に体験し歩めることを心からうれしく愛おしく思っています」
という言葉を添えた。
すでに何度か会合をしているけど、毎回会のはじめには「会の言葉」を一緒に復唱している。
ニヤニヤしちゃうけど、「めんどくさいな〜」「やだな〜」っていう気持ちが軽くなる。
そんな私たちを笑うがいい。
私たちは大真面目だ。
それが私たちの形だ。