子ども4人不登校からの学び

実家への帰省。

久しぶりに実家に顔を出した。

このブログ内でも何度か書いているように実家とはいろいろあって、いまだに行く日には気構えてる自分もいる。

それでも、私と母親との間にできてしまった何か冷たいというか、心地の良くない感じのものはかなりなくなったと感じている。

前回、長女の成人式の前撮りのときに行ったときは体調があまり良くなかった母も、今回はそのときよりも随分と元気になった様子が伺え、心底ホッとした。

母親の体調不良、、特に一昨年から体のあちらこちらに不具合を起こし苦しむ姿は私のせいだという思い込みがどうしてもあって、、、。

それは私が数年前に本当に母を傷つけ、長いこと気を病ませてしまったからだと確信しているくらいで、

その間私も本当に苦しんだし、もう済んだことと思いたくもあるけど、やっぱりそのときの傷は消えてなくなりはしないようだ。

ただその反面、私の存在がそこまで母親に影響を及ぼしてると思ってる自分も滑稽だったり、そこまでして自分が母の人生には必要だったと思いたいのかとちょっと悲しかったり複雑ではある。

そんな感じではあるけど、コロナのおかげで実家に行っても滞在時間は短く気は楽である。

前は、たわいのない会話のなんでもない一言に引っかかって、気持ちがプリッとしたり心がシュンとなったりしていたこともあった。もちろん言葉には出さずに帰ったら夫にこぼして聞いてもらうみたいな、、。

今は、両親の人生やそれに伴う価値観から出る言葉を前よりは「うんうん」て聞けるようになった。

両親は両親でこれまでたくさんのことを2人で乗り越えてやってきたんだ。

私が今、自分の夫や子どもたちのことや、私の考えについて何か言ってくる人がいたら「は?これまでの私たちの生活をずっと見てきたんですか?」って言いたくなるのと同じように、

両親には両親の生き様があって、それは誰にも否定したり意見したりする権利なんてない。

今は実家に行くと、すっかりおばさんの歳になった私のことも変わらず大切に想ってくれているのを素直に感じるし、両親がなんの心配や苦労もなく1日1日を穏やかに過ごせたらいいなって心から願う。

子どもたちが小さい頃、しょっちゅう帰省しては賑やかに過ごし散らかしまくってご馳走になりまくって、でも孫の成長に目を細める両親の姿に、「少しは親孝行できてるかな」なんて思ってた過去につい入り込んでしまう私。

空白の何年かを悔やんでは「あ〜あ〜、、」なんてため息まじりになりがちだけど、

その空白の何年かさえも必要があったのかな、、、。

それがあったからこそ、今両親に感謝や愛が湧いてくるということはあるのだろう。

今回はもう、寒くて寒くて、道の脇や日陰にはガチガチに凍った雪が残ってるような極寒の地。

私を育てたその厳しい寒さと雄大な富士が、ちっぽけな自分を感じさせ、
「人生の何たるかをお前も少しはわかりはじめたのか?」と問うているようだった。

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。