子ども4人不登校からの学び

人生は苦しい。だけど愛おしい。

苦しいときに、吐き出す場所がなかった子ども時代。

ちょっとした心配事や困りごとは母親に打ち明けてはいたけれど、

言ったら親を困らせると思い込んでいた、私にとっての大きな大きな困りごとは打ち明けなかった。

20代、30代、苦しいときに吐き出せる場所は夫だった。

思っていること、考えてることをなかなか口に出せなかった私に夫は、

「どんなことでもいい、わかりにくくてもいい」と、私の言葉を待ってくれた。

40代の今、苦しいときに吐き出せる場所は、やっぱり夫なんだけど、

他にも打ち明けられる大切な存在が何人かいる。

否定せず聞いてくれて、

わかるよ、、って共感してくれて、

よく頑張ってるよって労ってくれて、

そうして私はいつも、自分に厳しい目を向けていたことに気づかせてもらえる。

相変わらず人生には苦しいことが現れて、

それも含めて人生なのだとわかっているけどやっぱり苦しくて、

もう自分をリタイアしたいと思っても叶わず、

無気力に過ぎていく時間をやり過ごしている。

それでも私はこの人生を愛しているのだろう。

誰かの人生と取り替える許可が出たところで、

この不器用に生きる人生を選ぶのだろう。

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

46歳。果樹農家の嫁。
4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされる。
今年長女20歳、次女18歳、長男14歳、次男12歳。
長女はファッションやメイクについて発信をしており、末っ子は近所のフリースクールへ。ほぼ全員家で自由気ままに過ごす毎日。