今日は私たち夫婦の19回目の結婚記念日。
昨年のブログ読み直したら我ながらいいこと書いてる(笑)↓
いいこと書いたのに不満が積もった翌日のブログ↓
今年のタイトルは、知り合いは開くのが恥ずかしくなるようなタイトル。
でも正直な今の私の気持ちだ。
私は数年前まで、夫を心から愛してるとは言えなかった。
自分ではよく「愛してる?」と夫の愛を確認していたが、もし今 逆にまっすぐ目を見てそう問われたら答えられそうにない自分に気づいて困っていた。
常に不満があって心の中で責めていた。
それが積もり積もると爆発して、すると夫はシュンとして反省し2〜3日は行いが良くなる、、、そんなことを繰り返していた。
不登校一人目(次女、当時小5、今から約3年前)で来る日も来る日も混乱の中にいた私は人生を問いただされていることをやっと自覚し、同時にずっと曖昧なままごまかしてきた夫への自分の気持ちとも向き合わざるを得なくなった。
私は夫を心から愛したいと思っている自分の気持ちを見つけ出した。
それまで私は夫に多大な期待を寄せていた。
まさに理想の夫像を掲げて、そうではない目の前の夫にダメ出しし、責めて、ときには「信じてたのに裏切られた」なんてことを言ったりして、
今思えば目の前の夫を否定し続けていた。
私の目には、夫はいつでもお気楽極楽のご苦労なしに映っていた。
お気楽極楽ご苦労なしを良しとしない私には耐え難い事実だった。(注:私から見てそう見えただけで夫本人が本当にそうだったわけではない。生活には困らなかっただろうが彼がお気楽だったかはまた別の問題だ)
でも人生立ち止まって「それって本当にダメなの?」という問いが初めて立ったとき、絶対にそうではないこともわかったし彼の育ってきた環境を思えば当然のことで彼が悪いわけでは全くなかったことを知った。
実際、彼のそのあり方のおかげで私がこれまでどれだけ救われてきたかを棚に上げていたことにさえ気づかずにいた。
そんな夫だが、ここ数ヶ月で「実は思ってた人と全然違ったのかも」と思わせることが多発してきて、、、というより以前から多発してたけど、それを「ダメなこと」「直した方がいいこと」「できないからできるようになるべきこと」と捉えてたから見方、見え方が全然違っていた。
このブログでも時折話題にするちょっとした片付け問題だったり、やらなきゃいけないことの先送りだったり、デリカシーなくいきなり大音量で見はじめる動画だったり、地震と間違えるほどの激しい貧乏ゆすりだったり、前日と言ってることが真逆だったり、、、生活の細かいところを並べればいろいろあるし、
小学生時代には授業中にじっと座っているのがしんどくて、自分の太ももをつねって耐えていた話なんかも聞いてた。
先日ネットでなんとなく受けた大人のADHD検査(簡易的なものだけど)で、すぐに医療機関への受診をオススメしますみたいな結果が出て。
私は薄々そんな気がしてたから「そうだよね〜」って感じだった。
そうだとしたらこれまでの人生、ソツなく生きてきたように見えるからかなりしんどかったんだろうな〜とも思ったり、それを感じないように上手く立ち居ふるまってきたのかな〜とも思ったり。
彼の背中はいつでも鉄板を背負ってるようにカッチカチで私の手では揉みほぐせない。
無意識かもしれないけど、それだけ力みながら自分を保ち私や子どもたちをも守りながら生きてきたのかと思うとやっぱり宇宙規模の愛の人だし、弱さを見せれない弱い人みたいに思ってたこともあるけど、ほんとはとても強くて私にとっては最初から変わらずヒーローだったんだなぁとも思う。
ありがたいことに夫は出会ったときから私のことが大好きだ。
それはこれからも変わらない。
私も彼を心から愛してる。
この先何があるかはわからないけど、
世の中に絶対はないから、もしかしたら離婚とかもないとは言えないけど。
それでも私は彼を愛し続けるのかもしれない。
結婚式でよく誓う『永遠の愛』って
別に別れないっていうことではないよね、、なんてことを思った。
(でもやっぱり結婚式で誓ってるんだから別れないってことなのかな??)
お互い何か学び合うことがあって一緒にいるんだと思う。
だから結婚とか、夫婦とかそんな形に囚われなくても愛したり愛されたり愛し続けたり愛され続けたりすることはできるし自由なはずだもの。
まあ今のところ離婚の離の字もない私たち夫婦だが、きっと夫婦という形でやることがあるんだろうなぁ、伝えられることがあるんだろうなぁ、なんてことを最近は考えながら以前にも増してベタベタと一緒にいる時間も長く楽しくやっている。
奇しくも津波がたくさんの命を奪っていったこの日、「当たり前の日常がどんなにたくさんの奇跡でできているのか」「ずっと先の未来のためではなく今ここの幸せのために生きること」を改めて心に刻み気持ち新たに結婚20年目への歩みを進めようと思う。
ナオアキさん、これからも一緒に歩いていこうね。