家族

預かり犬「ロイ」のこと③

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預かり犬「ロイ」のこと②

ロイは耳が長く垂れている犬種で、外耳炎を患うことが珍しくないらしかった。ウチに来たときにも、早目に病院で診てもらうよう言われていた。

早速翌日には病院に連れていき処置をしてもらい薬(耳の中に垂らすタイプ)をもらってきた。
耳の方はまあ何度かの受診で徐々に良くなっていったが、

4/27、ウチに来て約2週間の頃に下痢便の症状で受診。
皮下点滴と注射をしてもらい薬を処方される。

3日後の4/30、再度受診し血液検査、超音波検査をしてもらい点滴と注射、薬を処方してもらう。
(よく覚えてないから病院の明細書を見ながら書いている)

検査をしたり点滴をしてもらってることから体調はまだ改善されておらず、連休を控え嫌な予感がよぎったことを思い出す。

ゴンのときも年末年始のかかりつけ医が長いお休みの間に具合が悪く、家から25分ほどかかる甲府の病院まで受診に行っていた。

予感的中、5/4、24時間受け付けてくれている甲府の動物病院を受診。

確か、下痢はしてなかったけど便が細切れでちょっとずつしか出てないことと、少し血が混ざっていたことが心配で連れていった記憶。
尿も必要なだけ出ていない感じがした。
あ、あと何処か痛そうな様子もこのときすでにあったかも。

レントゲンを撮ってもらい膀胱の横に膿のようなものが溜まっているらしいことがわかり、注射でそれを抜いてもらうという処置を受ける。

見せてもらった銀のお皿(病院で使われてる豆型みたいなの)にはドロドロとした液体が入っていた。
これが膀胱を圧迫してうまく排泄ができない状態だったとのこと。
痛みもありそうだ。

幸いその後、症状は改善されたが
この膿がまた溜まる可能性も否めないとのことで更に4日後、今度はかかりつけ医で診てもらう。

触診で膿が溜まってそうな感じがあるとのことで同じように注射で抜いてもらう。
奥の部屋で処置をしてもらいながらウォンウォンと鳴くロイの大きな声が、待合室で待つ私や娘に聴こえて辛くなる。

処置は痛そうだけど、膿を抜いてもらうとその度に症状が改善されるからあまり間を空けずに受診していた。

痛くて身の置き所がないようにグルグルと巣作りしたり、立ったり座ったり、高い声で立て続けに鳴いたりするロイの様子を見るのは辛かった。

農作業が忙しい中での受診(予約はできず、とても混むため一度番をとりにいって、順番が近づいたらロイを連れて行く)は大変だったけど、何より言葉を話せないロイが一番辛いだろうと思うと、そうも言ってられなかった。

ここから、4日おきに膿を抜いてもらうための受診を何度かした。
受診のあと調子が戻ると、ロイはこれでもかというほどよく食べた。

もともとボランティアグループの方で用意してくれたドライフードはあまり食べてくれず、ささみを買ってきて茹でてやったり、少しお高めの缶詰めを買ってきてドライフードで「かさ増し」したり、犬用のふりかけやら、おやつ的なご飯やら、、、。

食べるときにはささみ(6本入りくらい)を2パックにまだ缶詰めを食べたり、この調子じゃウチは破産しちまうわ!と言いたくなるくらい、誰よりもロイの食べ物にお金がかかって仕方ない時期もあった。

認知症っぽいところがあるような、ないようなだったから、満腹中枢おかしくなってるんじゃないかな、、って、欲しがるままにあげるのをやめるんだけど、
そうすると根気よくずっと鳴き続ける。
それで気の済むまで食べると落ち着くから、やっぱり欲しがるままにご飯を与えていた。

ちなみにロイは安いようなフードは1〜2度食べるとすぐに見向きもしなくなり、『ひな鳥のレバー』というような缶詰めの食いつきはとても良かった。

そんな缶詰めを作る会社があるんだ!ってことも初めて知って衝撃を受けた。
動物を保護する活動をしていながらひな鳥のレバーをあげるってなんか矛盾してるようにも思えた。
でも私たちも鳥肉食べるしなぁ、、いや、それとはまた違うか、、、とか、、、。

それでも、痛くていられない時のことを思うと、食欲があって元気に食べててくれる方がよっぽどいい。
他に楽しみもないし、、、。

ゴンは鳴かない犬だったけどロイは違う。
鳴いてるときは、ちゃんと「なにか」あるときだった。

それをわかってあげられるときと、あげられないときがあったけど、

わかってあげられたときは「それでいい」って、ふてぶてしい顔のロイ様が言ってくれてるようだった。

↓車に乗るとすぐにこんな感じでくつろぐように。家に着いても全く動こうとしないからそのまま寝かせておいたり笑

↓痛いのか、娘の膝に顎を乗せてちょっと甘えてる感じ。

↓サクランボ真っ只中は、よく作業場のとなりに連れてきて見えるところにいてもらった。いつもお利口にしてた。

↓なんだかそれぞれ調子が悪くて4頭一緒に受診したことも。

こうして振り返ると、ロイとのお別れが近づいてるなんてこと夢にも思ってなかったこの頃。

どうしても後悔は残る。

預かり犬「ロイ」のこと④につづく。