子ども4人不登校からの学び

パートナーシップで大切にしていること④

前回の記事↓

さて今日はパートナーシップで大切にしていることの最後。

④夫は妻の役に立つことが幸せだということを信じること。

これはもう、ズバリこの言葉の通り。

男性性、女性性なんて言葉があるが、男とはそういうものだそうだ。

世の中の妻、、、というか私と同じタイプの妻たちは、夫を頼ることをしない。

特に子育てを経験してると妻は強く逞しくなる一方だ。(念を押すが、すべての妻たちではない)

何でもかんでも自分でやっちゃった方が早いし、頼んで断られたり嫌な顔されることもない。
そうしているうちにすっかり「頼りにならない夫」と「甘えることを知らない可愛げのない妻」になっていく。

なのでここは、自分の夫を
「頼りない夫」ではなく、「頼れる頼もしい夫」に設定し直す必要がある。

頼りにならない証拠を集めるアプリは削除して、
頼りになる証拠を集めるアプリを新しくダウンロードするようなものだ。

いろいろお願いごとしてみよう。
普段してないことをお願いする場合は、とりあえず子どもと同じように、うまくできなくても何も言わないこと。

「ありがとう、とっても助かった」なんてひとことが言えると最高だ。

5歳の男児だと思って接することが大切だ。
そんな子ども騙しみたいなことしてられるかと思うことだろう。

そう、少し忍耐がいる取り組みだ。
それが嫌なら今のままの関係を続けることだ。

試しにやってみるなら、妻の役に立って喜んでる夫の様子を見逃してはならない。
夫にとって面倒くさかったり、まったく興味の持てないことでも妻が喜んでるなら夫はそれで大満足なのだ。

もしかしたら、うまく期待に応えられなくて不貞腐れる場合もあるだろう。
それは妻の役に立てなかった自分が不甲斐ないだけであって、妻を責めてるわけではない。

間違っても「迷惑かけてる」とか「申し訳ない」なんて思わないことだ。

ここまで読んで、「うちの夫は違う、ほんとに全く頼りにならないダメ夫だ」と思う人もいるだろう。

そう思って今のまま添い遂げるか、ダメ元で少しでも試してみるか、あなたはどっち?

もうひとつ試しに、
これまでの夫婦生活の中で「この人がいてくれてよかった」「この人でよかった」と思った出来事を思い出してほしい。

他の誰でもなくて、夫で良かったと思える出来事があるならば、
夫婦関係は立て直せる、と私は信じたい、、、。

、、、、、と、偉そうにここまで書いてきた私だが、今でも日々いろいろ起きながら過ごしている。
うまくいってるときは、「もうこの先はずっと仲良しだ」くらいのことを思ってるわけだけど、
なんの弾みか自分の中に予期せぬ嵐が吹いて夫を責めまくる日が簡単に戻ってくるような繰り返しだ。

それでも、ここまで学び取り組んできた私なら、僅かながらでも過去よりは良くなっている、、、
そんなふうに心細いながらも思いつつ生きている。

結婚して24年経って、その間私たちはお互い自己探求もしたし、たくさんたくさん話していてもお互いのことがわかりきれなかったり、本当の気持ちを伝えきれなかったり、時には、このまま一緒にいていいのだろうかなんてことまで考えたり、そんな感じなんだもん。

実家の両親や兄弟親戚にしても、義理の両親にしても、友人にしても、圧倒的にコミュニケーションが少なすぎるのだから、そりゃ簡単に分かり合えたりなんかしないよな、、、。

人間だから、とことん向き合いたい人もいれば、当たり障りなく付き合ってく人もいる。

きっと私は死ぬまで夫に言いづらいこともあるだろうし、逆に心ない言葉を浴びせてしまうこともあるだろうし、

また心から甘えてダメな私でゴメンとめんどくさく絡むことも、あるだろうし、
ダメな夫に冷たい一瞥を与えることもあるだろう。

それでも忘れずにいよう、私は夫が大好きだということを。
そして決して驕り高ぶらずに、また自分をへりくだらせすぎることもせずに、
尊敬の眼差しと、人生を共にできる感謝を心に留め、これからも歩んでいこう。

こう考えると、夫婦で添い遂げるって、なかなかな大事業なんだな、、、。

ヨボヨボになっても手を繋いで歩けますように、
そしてこの世を旅たつときには、めんどくさいお葬式をあげてもらえますように、、、!

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。