子ども4人不登校からの学び

金丸家と保護活動。

金丸家では、細々とではあるが保護犬を預かり里親さんを探す「預かりボランティア」という保護活動をしている。

初めての預かりが看取りとなり、家族でショックを受けたけど、ゴンが残してくれたものがたくさんあります。

ボランティアとして活動を開始したのは2020年10月。

そのときの様子はこちら↓

新しい家族を迎えました。

正直、私たち夫婦だけではやっていないと思う。

娘たちの「やってみたい」を応援する形で始めた保護活動ではあるが、これがなかなかどうして、娘たちはもちろん私たち夫婦にとっても本当にたくさんの大切な経験となっている。

二番手ロイも看取りに、、。「保護犬で老犬」ということがどういうことなのか直面させられました。

たかが犬、されど犬。

人間と同じように一匹として同じ犬はいないし、

保護されるまでどんな生活を送ってきたのかがわからないということは、一緒に暮らす人間にとってその扱いがとても困難なこともある。

今、「扱い」という言葉を使ったことに反省するわけだが、そもそも犬をペットとして「飼う」という認識こそが間違いであり、
姿形は違えども大切な家族の一員であるという認識のもとに暮らさないことには、

ただの人間の満足(気が向いた時だけお散歩したり、落ち込んだ時に癒してもらったり)のために一緒に暮らしているということになってしまう。

もちろん、そんな人間の満足のために飼われてるような場合でも、食事やトイレの世話、具合が悪ければ病院に連れてくことなどは気持ちがなければできないことだけど、

動物病院で会う犬の中には、従わされてるなぁと感じる子もいる。

知人経由で預かった「大福」夫が顔を噛まれ11針縫うという出来事が。「犬」を知らないことを突きつけられました。

今は昔と違って、犬を服従させるような躾ではなく、犬の犬種や持って生まれた性格を考慮しながら飼い主がうまく犬の欲求を満たしてあげたり、エネルギーを調整してあげるような関わりを教えてくれるトレーナーさんたちが出てきている。

金丸家も今預かっている犬が素人の手には負えない感じなのでお世話になっている。

インスタでもそういったトレーナーさんたちが発信してくれてるので、それを見てるだけでも自分のこれまでの在り方が間違ってたとびっくりするしとても勉強になる。

それだけ私たちは犬というものを知らずに安易に家族に迎えてしまっているのだ。

それで困り果てて捨ててしまったり脱走しても探さなかったり、、、。

元猟犬のベム。飼い主の猟師が現れ返すかどうか家族で何度も話し合った。最終的には「そちらで可愛がってくれるならその子はいらない」との言葉に、2度と返さないことを決め今はベムだけを愛してくれる家族の元で幸せに暮らしています。

そもそも簡単に売ってしまうペットショップがダメなわけだけど、ペットショップがなくなることってまだまだ現実的じゃないから、少しでもペットショップで買う人が減って、保護犬を迎えてくれるように願う。

正直な話、保護犬を迎えるのは厳しい条件を満たさなければならず、私たちも里親希望者が現れるととても厳しく審査させてもらっている。

知人経由で預かったベル。1度目の里親希望者さんのトライアル期間に戻ってきてしまい、可哀想な思いをさせてしまった。今は先住犬のいるお宅で仲良く可愛がってもらっています。

人間の勝手で野に放たれ必死に生き延びて、愛護センターに保護されてボランティアさんに預られ、時間をかけてやっと人間をもう一度信頼しようという頃にまたまた里親さんに引き取られ新しい生活に慣れなくてはいけないのだ。

文字で書いてるとなんとも薄っぺらい感じがするけど、実際に犬を目の前にしていると、

わが家を卒業していく時には「本当にごめん」て思うし、「大丈夫、今度こそ幸せになれるよ!もう死ぬまでずっとの家族だよ!」って信じて送り出すしかない。

人間もそんな思いをして犬にもそんな思いさせるなら、そのまま飼ってあげればいいじゃんて思うけど、

悲しいことに里親を待ってる犬も殺処分待ちの犬も、日本にはたくさんいるのだ。

迷い犬の福。人を寄せ付けず慎重に関わりながらも家族に心を許してくれてこの可愛らしさ。これから幸せに向かうはずがフィラリア強陽性で見送ることに。この子が与えてくれたものも多すぎました。
元半野犬のゆうじ。頭の良さと半端ない身体能力で脱走しようとするゆうじ。家に来た頃は知恵比べのように格闘の毎日笑。人間との生活は無理なんじゃないか、可哀想だと思うこともあったけど、今は溺愛してくれる家族の元でとても幸せに暮らしている。
現在預かり中のおじいさん犬ひゃっくん。病気もあるけどのんびり一緒に暮らしてくれる里親さん募集中です!
殺処分の期限が切られ栃木から連れてきてもらったチャチャ。慎重な関わりが必要で、昨年の夏は私の太ももをガブリ。ひどい目にあった子ほど警戒心が強いのは当然。人間を信じてもらうのは容易なことではありません。

私たちはこれまで一度に最大で3匹の保護犬を預かってたことがあるけど、もともと飼っている3匹のうちの子(病気持ちの子が1匹)と合わせて6匹になるのでそのお世話もなかなか大変で。

今は2匹の預かりの子がいるけど、もし卒業になったらしばらくお休みしたいかなというのが正直なところ。

個人で家中を使ってたくさんの犬と猫を預かってるボランティアさんもいて、本当に頭の下がる思いだ。

保護活動はペットショップがなくならない限り終わりを迎えることはないだろう。

「繁殖屋」や、「引取り屋」なんて言葉があるくらい実はペット業界は闇だ。

なんの罪もない愛くるしい犬や猫が、不毛な死を遂げない世の中になるよう、小さいながらも活動と発信をしていく所存だ。

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https://yukiko3.com/archive/category/保護活動/

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勇気づけアドバイザー金丸由貴子

勇気づけアドバイザー

金丸 由貴子

47歳。果樹農家の嫁。元介護職。 4人の子どもたちが次々に学校に行かなくなり人生を問いただされた39歳から8年経過。 夫とともに自己探求しながら、毎日みんなで笑顔で過ごせるのが何より大事ということに行き着く。 2023現在、長女21歳、次女19歳、長男15歳、次男13歳。